基本科−6ステップ:
調弦法(音の合わせ方)を覚えましょう
音楽を楽しむためには「耳」が良くならなければなりません。
身体機能としての耳の性能には個人差が多少ありますが、音楽的な耳の性能は訓練によってどんどん良くなります。
そのためには、意識を集中して「音」をよく聴くことが必要です。
その第一歩が、自分のギターのチューニング(音合わせ)です。
基本科が終了するまでには、自分の力で全弦を合わせられるようになるよう頑張りましょう。
ギターの開放弦の音程
ユニゾン式調弦法
1.⑤弦をラの音に合わせる。
2.⑤弦の5フレットのレと④弦の開放弦のレを合わせる。
3.以下同じように
④弦5Fのソ=③弦のソ
③弦4Fのシ=②弦のシ
②弦5Fのミ=①弦のミ
⑥弦5Fのラ=④弦のラ
と合わせてゆきます。
練習の方法
毎回のレッスンで少しずつ耳を慣らしてゆきます。まず最初は先生に⑤弦の音を出してもらって、自分のギターの⑤弦の音程が正しくとれるようにしましょう。
次に、正しく調律する練習に入ります。自分のギターの⑤弦を基準にして、④弦の音を合わせてみます。
2本の弦の音程(ピッチ)が近くなると「うなり現象」が起こりますので、それを頼りに合わせてもよいでしょう。
そして、完全に合うと「共鳴現象」が起こって隣の弦がふるえますから、目で見ても確かめることができます。
調弦方法はこのほかにも「ハーモニックス方式」「オクターブ方式」「開放弦方式」という方法があります。
ステップが進みましたら調弦方法もより高度なものになってゆくことを知っておきましょう。