基本科-14ステップ:
高い音のスケール(音階)練習・a指の練習
2ステップで覚えたスケールの仕組みを思い出してください。
ドレミファソラシドというスケールは、全音・全音・半音、全音・全音・半音という音程(音と音の間隔)で作られています。
この音程関係を図で示すと次のようになります。
これを楽譜にするとエチュード11になります。1ポジションで「ド・レ」の音を出し、5ポジションで「ミ・ファ・ソ」、10ポジションで「ラ・シ・ド」の音を出します。
エチュード11
a 指を使うスケール練習=1&5&10ポジションの練習
a 指を使うスケール練習=1&5&10ポジションの練習
②弦の5フレットの音は「ミ」ですから、このミの音を出す時に①弦の開放弦を使うとそのまま①弦で「ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の音を出すことができます。
図に示すと次のようになります。
この運指でエチュード12を弾いてみましょう。
エチュード12 : 1&5ポジションのスケール
p 指と a 指を同時に使う弾き方
エチュード10と11をよく練習して、ドレミの場所を覚えたなら、早速そのスケールを使って曲を弾いてみましょう。
3ステップと同じ「荒城の月」ですから、曲の感じはつかめていることと思います。
最初は a 指を使いメロディだけを弾いてみましょう。指が自動的に反応するようになるまでよく練習しましょう。
メロディが流れるように弾けたら、p 指で低音をつけて弾きます。
その際、メロディとベースの音を同時に弾くとアクションが乱れますから、タイミングをずらして弾くとよいでしょう。
「荒城の月」 滝廉太郎作曲/向井正義編曲