本科-7ステップ

本科-7ステップ
ハイポジションの練習・2小節単位のフレーズを表現する

ハイポジションの美しい響きを作る

3度音程の豊かな響きはギターの大きな魅力の一つです。それに加えて、高音弦のハイポジションも大変美しいギターの音色を生み出します。
そして、その美しい音色を作り出すためには程よく弦を(縦方向に)プッシュして、爪の先を滑(なめ)らかにリリースさせて円(まろ)やかな振動を弦に与えるフィンガーアクションが必要です。
3度の響きを作る時にマスターしたロール奏法を応用して、単音も和音もレガートな音が出るようにしましょう。

2ポジションのスケール練習 p 指のみで弾く

 

5ポジション&10ポジションのスケール練習 a 指のみで弾く

 

イ長調のカデンツ(終止形:Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ-Ⅰ=A-D-E7-A)

 

この曲はイ長調で書かれています。曲を弾く前にこの和音(コード)進行に慣れておきましょう。
コードフォーム(和音を押える左指のフォーム)は1種類ではなく何種類もの形がありますが、少しずつ覚えてゆきましょう。

弾弦位置(アタックポジション)を変えて音色を変化させる

この曲の後半はH・L(ヘヴィ・ライト)が、2小節ずつになっていて激しい変化が求められます。
そこで『ヘヴィのフレーズは f で弾き、ライトのフレーズは弾弦位置をややブリッジ寄りにして mp で弾く』と2つのフレーズの対比が鮮やかになります。