1.自分自身で納得のゆく演奏を

自分自身で納得のゆく演奏を

ステージ体験を間近に控えた人は、当日に照準をあわせた練習に励んでいることと思います。
ステージでギターを弾く。これは一つの貴重な体験になります。その場だけのことを考えれば、たかだか5分か10分の出来事かもしれませんが、その瞬間を迎えるまでに要した時間のことも考え合わせると、その10分間なりには実に膨大な時間が集約されていると言えましょう。
その時間を有意義に過ごすか、あまり価値のないもの(本当は価値はあるのですが)のしてしまうか、それを決めるのは当日までのこれからの皆さんの毎日の過ごし方です。

折に触れ述べていることですが、ステージ体験は聴衆の為にあるのではなく、出演者自身のためにあります。
その日に向かって、自分のテーマを持って練習していき、そのテーマが自分できちんと達成されれば大成功です。
勿論、欲を言えばきりがありません。
完全な演奏と言うものはあり得ないものです。いくら仕上がっても、更にもっと良い演奏というものは目指せるものです。
理想を追いすぎてしまうと、逆にまとまりのない演奏になってしまいます。

自分の現在の実力を考えて、その実力に見合う目標を持ちましょう。『現在の自分の目標』が達成されるように努力しましょう。
聴いてくださる人のことを意識する必要はありません。自分のやるべきことをきちんとやれば良いのです。

そうすれば、聴いてくれる人にも素敵な音楽が必ず伝わります。
ステージ体験が皆さんにとって素晴らしい体験となるように頑張って練習してください。

 

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