ジャスティメソード

音楽表現の基礎練習
 
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 「岸辺にて」 向井正義作曲




* 練習についての考え方
 これらの曲は基本科・本科で練習しましたが、そのときは演奏技術を修得することがテーマでした。 そうした練習を『修得練習』と言います。しかし、既に修得したはずの技術がすぐに使えるかというとそうでもないというのが現実です。 そこで、一度は身に付けた筈の技術を「いつでも使える」レベルに磨いてゆく必要があります。
 そのためには、その技術をマスターした『状態』をイメージ(脳) ・ 身体感覚(筋肉動作) ・ 触角(指先の感覚)で再現する必要があります。
 ここではその練習をします。そうした練習を『調整練習』と言います。 日常生活の延長上の感覚でギターを手にしても、なかなか思ったようにはギターのコントロールはできません。 調整練習をして「ギターを弾く」心構えができてからその日の練習をしましょう。
 専科までは皆さんは一直線に上達してきましたが、これからはその自分の到達したレベルを維持しながら先に進めるようにします。 また、これからいろいろな音楽表現技術をマスターして行きますが、そうした技術をマスターしたなら常に「岸辺にて」や「白ゆりのワルツ」でその技術を確実に使えるようにしていきましょう。 そして、こうした基本的な曲を最高の自分の表現力を使ってどんどん素晴らしい曲に仕上げて行ってください。


 「白ゆりのワルツ」 向井正義作曲







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