ジャスティメソード

音楽表現の基礎練習 : 右指の独立性を養う練習
 
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右指の独立性を養う練習
 専科の目的は音楽的な演奏表現を行えるようになることです。 そのために各曲の求める複雑な音形に対応して、各指が独立して自由に動くようにします。 そうでないといろいろな音楽を表現することはできません。 そのために各指のいろいろな組み合わせパターンのアルペジオ練習をします。 そのうえで、ハーモニーの流れにそった、表情豊かな音色・音量の表現ができるようになりましょう。

アコード奏法(基本形)

3拍子のアルペジオ練習(各指の独立性を養う練習)


4拍子のアルペジオ練習(身体のアクションに合わせて音を出す練習)

 

クィックアルペジオ練習(普通のクィックアルペジオと逆クィックアルペジオ)


 以上、8種類のアルペジオ練習を行えば右指のフォームは非常に合理的になります。 この練習をするときの最大の注意ポイントは小指のMP関節をしっかり固定するということです。 指の動きに気をとられて、MP関節が緩まないようにしましょう。 指のアクションを支える支点がMP関節です。最初は小指が突っ張って伸びていても良いでしょう。 慣れたてきたら、ほどよく曲げるようにします。
 そして、最後にクィックアルペジオ練習を行ってパワーの掛け方の調整をします。 このクィックアルペジオは本科でも練習しましたが、専科では「逆クィックアルペジオ」の練習もします。 逆クィックアルペジオは「 p i m a 」の順ではなく「 p a m i 」の順に弾きます。 これができれば『右手のフォーム ・ 各指の独立 ・ 受動的なパワーの掛け方』をマスターしたと言えます。


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