ジャスティメソード

2ステップ:音階(スケール)の仕組みを覚えましょう
 
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 ここで少し「音楽理論」というものを覚えましょう。いわゆる、「ドレミファソラシド」のことを「音階おんかい」(スケール)といいますが、この音階おんかいがどのように作られているかということを知っておくと、これからのレッスンがスムーズに進めます。

フレットの役割
 ギターには「フレット」というものが指板に付いています。このフレットは、何のためにあるのかというと、第1には「音程」を作るためにあり、第2には「音を伸ばす」ためにあり、第3には「音の表情」を作るためにあります。 ここでは、「音程」のことを考えてみましょう。
 ドという音からレまでの間には、ド♯(またはレ♭)という音があります。 つまり、ドとレの間には、フレット2つ分の距離があるということになります。 それに対し、ミとファの間には、1フレットの距離しかありません。これをパターン化すると
ド⇔レ=2フレット分の間隔=全音(ぜんおん)
ミ⇔ファ=1フレット分の間隔=半音(はんおん)
となります。フレットはギターの音を「半音」の間隔で区切るように付けられています。
そして、音階おんかいは12の半音で作られています(全音は、半音2つ分)。 つまり、
  全   全  半   全   全   全  半
ド ⌒ レ ⌒ ミ・ファ ⌒ ソ ⌒ ラ ⌒ シ・ド
となります。これを応用して②弦上でスケールを弾くと次のようになります。

♯シャープと♭フラットについて
 音の高さを臨時に変えたいときに使う記号に♯と♭があります。 ♯が付いたら半音高くします。つまり1フレット高い音を出し、♭が付いたら、半音(1フレット)低い音を出します。 この記号の効力は1小節内だけで、次の小節は元の音に戻ります。 また、 (ナチュラル)記号が付いたらその小節内でも元の音に戻ります。


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