ジャスティメソード

1ステップ:音の強弱表現について
 
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音の強弱表現について
 音楽を形作る音の性格には「高さ」「長さ」の他に「強さ」「重さ」「形」などのニュアンスがあります。 そのうちの「高さ」と「長さ」については基本科で学びました。 本科では、「強さ」と「重さ」を覚えましょう。
 ギターは弦の振動エネルギーが表面板を振動させて「音」を発生させる構造を持った楽器です。 ですから、その「弦振動」のエネルギーが少ないと「小さい音」、大きいエネルギーがかかると「大きい音」が発生します。 つまり、発音(アタック)の時、弦をどのくらいプッシュするかによって音量が決まるわけです。
 ほんの少し弦を押せば p (ピアノ=小さい音)、しっかり押し込めば f (フォルテ=大きい音)が出るということです。
 楽譜にはそうした強弱の表情を表す記号が書いてあります。 その表情記号を参考にして強弱の表現をつけてギターを弾くと、曲がより生き生きとしてきます。
 しかし、こうした表情記号は絶対的な音量を表すものではありません。 f (フォルテ=大きい音)という記号がついた場合、それは前の流れからみてより大きな音を出すということです。
 1つの音だけを取り出して絶対的な音量の大きさを決めることはできません。前後の関係を考えて相対的に表現してください。

音の強弱の変化
 また、徐々に大きくなったり、だんだん小さくなるような表情記号もあります。

 また、こうした強弱記号がない時は、mf で弾くのが普通です。


 「オーラ・リー」 アメリカ民謡/向井正義編曲






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