4ステップ:
i m a
を使って和音の練習・C&G
7
−4−
■
和音とは
詳しい説明は「本科ステップ」で述べられますので、ここでは和音(コードと呼びます)とは3つ以上の音が集まったものであると覚えておきましょう。 また、あるコードの性質を表す場合、アルファベットのAからGまでを使って表します。これを「コードネーム」と呼びます。
まずは、
C
と
G
7
という2つのコードを覚えましょう。
■
和音の弾き方
i m a
指を3本そろえて、③②①弦の上にのせます。そして、腕の重さを指先に伝え、しっかり弦に圧力をかけてから音を出します。
このときに、指の関節を曲げて弾かないように注意します。
p
指のときと同じように「アームワーク」を使って弾きましょう。
腕全体の重さをかけた後、ほんの少し手首を持ち上げるようにして、弦から指を外します。手首の動きで弾きますから「リストアクション」で弾くということになります。
◆
エチュード3 : CとG
7
の練習
ゆっくり弾きましょう。楽譜の
符玉
(
ふだま
)
がいっぱいあるからといって難しく思わないようにしましょう。 よく見ると非常に規則的に並んでいることに気が付くと思います。早く見慣れるようにしましょう。 音を一つずつ読むのではなく、全体の形で何となく分かれば良いのです。また、楽譜の上に書いてあるコードネームを見て、その和音の音編成が分かっても良いでしょう。
指が弦になじみましたら、「ドレミの散歩」の和音伴奏だけを弾いてみましょう。充分に慣れたら、
p
指のメロディと和音伴奏を同時に弾きます。
■
拍子について
楽譜を見ると「ト音記号」の次に「拍子記号」が書いてあります。3/4と書いてあったら「4分の3
拍子
(
びょうし
)
」と読みます。 これは何を意味しているかというと、1
小節
(
しょうせつ
)
(| |で区切られている1単位)の中に入っている音符の全体の量のことなのです。 つまり、3/4拍子といったら、1小節に4分音符が3つ入っているということで、 |
|となるわけです。 また、|
| や |
|という場合もあります(音符の長さについては
8ステップ
を見てください)。
この曲は3/4
拍子
(
びょうし
)
ですから、「123」という
拍子
(
ひょうし
)
で弾かれます。 拍子を狂わさないように注意して、伴奏コードを入れるようにしましょう(ここでは伴奏の分の
拍数
(
はくすう
)
は数えません)。
「ドレミの散歩」
向井正義作曲
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